「自己破産をしたら、人生のすべてが終わってしまうのではないか…」
「もう二度と、普通の穏やかな生活には戻れないのだろうか…」

自己破産という言葉には、どうしてもネガティブなイメージが付きまといます。手続き後の生活は、制限だらけの暗いものになってしまうのではないかと、大きな不安を抱えている方も少なくありません。

しかし、結論から言えば、それは大きな誤解です。自己破産は「終わり」ではなく、借金問題を法的にリセットし、新しい人生を健全に歩み始めるための「始まり」です。実際に手続きを終えた方の多くが、返済に追われていた頃よりも、ずっと穏やかで希望に満ちた生活を送っています。

この記事では、法律の条文だけでは伝わらない、自己破産後のリアルな生活の変化について、私たちがご依頼者様から実際に伺ってきた「声」を基に、その光と影を、税理士・司法書士有資格の弁護士が分かりやすく解説します。

【体験談から見る】自己破産後に「変わること」

手続きを終えた方の生活は、具体的にどのように変わるのでしょうか。ここでは、よくお聞きする3つのリアルな変化をご紹介します。

① 精神的な解放感「返済と督促のない朝が来た」(40代・会社員 Aさんの声)

【破産前】「毎月の返済日のことばかり考え、給料日も全く嬉しくありませんでした。常に誰かに追い立てられているような焦燥感があり、夜もよく眠れず、家族にも笑顔を見せることができませんでした。」

【破産後】「弁護士さんに依頼して督促が止まった時も驚きましたが、免責が確定した後の、本当の意味で『返済のない朝』を迎えた時の解放感は忘れられません。お金の心配をせず、将来のために少しずつ貯金ができるようになり、家族と心から笑い合える時間が戻ってきたことが何より嬉しいです。」

② お金との向き合い方の変化「価値観が変わった」(30代・女性 Bさんの声)

【破産前】「収入と支出を全く管理しておらず、足りなくなればリボ払いやカードローンに頼るのが当たり前でした。自分が一体いくら借金をしているのか、正確に把握もしていませんでした。」

【破産後】「手続き中に弁護士さんの指導で家計簿をつける習慣が身につき、自分のお金の流れが初めて理解できました。収入の範囲でやりくりする大切さを学び、今は計画的にお金を使えるように。クレジットカードがない生活も、デビットカードやスマホ決済で全く不便はなく、むしろお金のありがたみを感じられるようになりました。」

③ 信用情報と契約の現実「不便はあるけど、工夫できる」(50代・男性 Cさんの声)

【破産後の現実】「確かに、すぐに新しいローンは組めませんし、クレジットカードも作れません。新しいスマホの本体を分割払いで買おうとしたら審査に落ちたのは、少しショックでした。これがデメリットかと実感しました。」

【現実との向き合い方】「携帯本体は一括で買えましたし、普段の買い物はデビットカードを使えば全く不便はありません。ローンが組めないことで、『頭金を貯めてから車を買おう』とか、『数年後にはこうなっていたい』という具体的な目標ができました。制限があることで、逆にお金を大切に使う習慣が身についた気がします。」

自己破産後の生活Q&A【よくある誤解を解消!】

その他、多くの方が不安に思われる点について、Q&A形式でお答えします。

Q1. 賃貸アパートは借りられますか?
A1. はい、多くの場合で可能です。ただし、信販会社系の保証会社が審査を行う物件は難しい場合があります。公営住宅や、保証人の協力が得られる物件などを探すことで、選択肢は十分にあります。
Q2. 家族や子供に影響はありますか?
A2. ご家族が保証人になっていない限り、法的な影響は一切ありません。ご家族の信用情報に傷がつくことも、就職や結婚で不利になることもありません。
Q3. 海外旅行には行けますか?
A3. はい、全く問題ありません。海外旅行の制限は、管財事件の手続き中に裁判所の許可が必要になるだけで、免責確定後は完全に自由です。
Q4. 戸籍や住民票に記録が残りますか?
A4. いいえ、残りません。これは完全な誤解です。

自己破産後の生活は、失うものよりも、借金から解放されて得られるものの方が圧倒的に大きいのです。


当事務所は、皆様の複雑な自己破産・債務整理問題を解決するために、他にはない強みを持っています。

①1972年創立、所属弁護士数約100名の実績と経験

1972年の創立以来、半世紀にわたり数多くの破産・債務整理案件を手掛けてまいりました。約100名の弁護士が所属しており、それぞれの事案で蓄積された豊富な判例知識と実務経験を基に、ギャンブルや浪費が原因の借金等の困難事情でも最適な解決策をご提案します。

②税理士・司法書士有資格の弁護士が対応

破産問題、特に不動産や多額の財産が関わるケースでは、税務の視点が欠かせません。当事務所横須賀支店には、税理士・司法書士有資格の弁護士が在籍しています。法務と税務、登記の全方面から多角的なアドバイスをして最善の解決を目指します。

③ 報酬分割支払前でも速やかな対応

多くの法律事務所では、報酬支払後に手続を行いますが、当事務所では、報酬支払い前でも内部審査で問題が無ければ速やかに手続を進めます。


自己破産・債務整理にお困りの方は虎ノ門法律経済事務所にご相談ください。