【Q&A】破産管財人の調査はどこまで行われますか?自宅に来ることはありますか?
A. 破産管財人の調査は、提出された資料の確認と面談によるのが原則です。自宅を訪問されるのは、不動産や高額な動産がある場合など限定的で、すべての事件で行われるわけではありません。
管財事件になると聞くと、「家の中まで調べられるのでは」「近所に知られてしまうのでは」と不安になる方は少なくありません。しかし、実際の管財人の調査は書面中心の落ち着いたものです。どんな調査が行われるのか、具体的にご説明します。
調査の中心は資料の確認と照会です
管財人の調査の中心は、申立書類とともに提出された通帳の入出金履歴、生命保険の加入状況、不動産登記、給与・退職金の資料などの確認です。必要に応じて、金融機関や保険会社に照会をかけて裏付けを取ることもあります。また、管財事件では手続中、破産者宛ての郵便物が管財人に回送され、申告されていない債権者や財産がないかの確認に使われます。これらはいずれも制度上予定された調査であり、隠しごとがなければ恐れる必要はありません。
自宅訪問は限定的です
管財人が自宅を訪れるのは、自宅が破産者所有の不動産で売却のために現地確認が必要な場合や、高額の美術品・貴金属など換価すべき動産がある場合などに限られます。一般的な家財道具しかないご家庭に管財人が立ち入ることは通常ありません。訪問が必要な場合も事前に日程調整があり、抜き打ちで近所に知られるような形で行われることはありません。
誠実な協力が一番の近道です
管財人の調査は、破産者を疑って追及するためのものではなく、債権者への公平な配当と免責の判断のために事実を確認するものです。求められた資料を速やかに提出し、質問に正直に答えていれば、調査はスムーズに終わります。逆に、財産や口座を隠すと免責に影響しますので、最初からすべて開示することが大切です。管財人とのやり取りは代理人の弁護士が間に入ってサポートしますので、お一人で抱え込む必要はありません。
調査の範囲や進み方は事案によって異なります。ご不安な点は、弁護士にお気軽にご相談ください。
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広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。破産・債務整理事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、税務・登記を含めた多角的な視点から、依頼者の生活再建にとって最善となる解決を目指すことを信念としています。
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年4月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年4月 神奈川県弁護士会常議員
共著書:『遺留分の法律と税務』(第9章 遺留分の放棄の一部)


