【Q&A】破産手続き中に家族からお金をもらってもいいですか?
A. 生活費の援助として受け取ること自体は問題ありません。ただし、受け取った事実を家計の状況に正直に記載すること、そして使い道に注意することが大切です。
破産手続き中は収入が限られ、ご家族の支えが必要になる場面もあるでしょう。「手続き中にお金を受け取ると財産隠しを疑われるのでは」と不安になる方もいらっしゃいますが、正しい手順を踏めば問題ありません。
贈与としての援助は受け取って構いません
ご家族からの生活費の援助(返済義務のない贈与)は、破産手続き中であっても受け取ることができます。重要なのは透明性です。口座に入金されたお金の出どころは、裁判所や破産管財人(はさんかんざいにん)が通帳履歴で必ず確認します。「親からの援助」として家計の状況に記載し、聞かれたときに説明できるようにしておけば、不利に扱われることはありません。逆に、説明のつかない入金があると、申告外の収入や借入れを疑われ、手続きが長引く原因になります。
受け取ったお金の使い道に注意
援助金の使い道には次の点にご注意ください。
- 特定の債権者への返済はしない:「この債権者にだけは返したい」と援助金で一部の債権者に返済すると、偏頗弁済(へんぱべんさい:一部の債権者だけを優遇する返済)として免責の判断に悪影響が及ぶおそれがあります。なお、第三者であるご家族がご自身のお金から直接支払う場合の扱いは別途検討が必要ですので、必ず弁護士にご相談ください。
- ギャンブル・浪費に使わない:手続き中の浪費的な支出は、免責不許可事由(めんせきふきょかじゆう)につながりかねません。
- 多額の援助は事前に弁護士へ:生活費の範囲を超えるまとまった金額を受け取る場合は、タイミングや受領方法によって手続きへの影響が変わり得ますので、先にご相談ください。
管財事件では特にこまめな報告を
破産管財人が選任されている管財事件では、手続き中の家計状況を管財人が継続的に確認します。ご家族からの援助も隠さずに報告することで、手続きへの信頼が保たれ、免責への道のりもスムーズになります。
受け取り方や金額によって適切な対応は異なります。迷ったときは自己判断せず、担当の弁護士にご確認いただくか、無料相談をご利用ください。
当事務所は、皆様の複雑な破産・債務整理問題を解決するために、他にはない強みを持っています。
①1972年創立、所属弁護士数約100名の実績と経験
1972年の創立以来、半世紀にわたり数多くの破産・債務整理案件を手掛けてまいりました。約100名の弁護士が所属しており、それぞれの事案で蓄積された豊富な判例知識と実務経験を基に、ギャンブルや浪費が原因の借金等の困難事情でも最適な解決策をご提案します。
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破産問題、特に不動産や多額の財産が関わるケースでは、税務の視点が欠かせません。当事務所横須賀支店には、税理士・司法書士有資格の弁護士が在籍しています。法務と税務、登記の全方面から多角的なアドバイスをして最善の解決を目指します。
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広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。破産・債務整理事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、税務・登記を含めた多角的な視点から、依頼者の生活再建にとって最善となる解決を目指すことを信念としています。
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年4月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年4月 神奈川県弁護士会常議員
共著書:『遺留分の法律と税務』(第9章 遺留分の放棄の一部)


