「やめたいのに、やめられない…」浪費で作った借金に苦しむあなたへ

ブランド品のショッピング、高額なエステやコスメ、友人との華やかな飲み会、スマホゲームへの課金、アイドルの推し活…。
最初は、仕事を頑張った自分への「ささやかなご褒美」だったかもしれません。日々のストレスを解消するための、ほんの少しの贅沢だったかもしれません。
しかし、いつしか「やめたいのに、やめられない」という状態に陥り、クレジットカードのリボ払いやカードローンを繰り返すうちに、気づけば返済の目処が立たないほどの借金を抱えてしまっていた。
今、あなたはこの事実を誰にも打ち明けられず、深い自己嫌悪と将来への不安に苛まれているのではないでしょうか。
- 「自分の意志が弱いからだ」「金銭感覚が狂っている」と、自分を責め続けている。
- 浪費が原因ということが恥ずかしくて、家族やパートナーにとても言えない。
- 給料のほとんどが返済に消え、生活を切り詰めても一向に借金が減らない。
- クレジットカードの利用明細や、銀行口座の残高を見るのが怖い。
- このままでは人生が破綻してしまう、という焦りと絶望感に押しつぶされそう。
もし、あなたがこのような苦しみの中にいるのなら、まずは自分を責める手を少しだけ休めて、このページを読み進めてください。その苦しみから抜け出し、人生をやり直すための道筋は、必ず存在します。
あなただけではありません。浪費の裏に隠された心のSOS
「浪費」「無駄遣い」と一言で片付けてしまうのは簡単です。しかし、その行動の裏には、あなた自身も気づいていない、心のSOSが隠れていることが少なくありません。
- 仕事や人間関係の強いストレス
- 低い自己肯定感や、満たされない心
- 他人と比べてしまうことによる劣等感や焦り
- 孤独感や寂しさを紛らわしたいという思い
物を買う、お金を使うという行為が、一時的にこれらの辛い感情を忘れさせてくれる「依存」の対象となってしまう。これは「買い物依存症」や「ショッピング依存症」とも呼ばれる、誰にでも起こりうる心の状態です。
決して、あなた一人が特別にだらしないわけでも、意志が弱いわけでもありません。現代社会のストレスやプレッシャーの中で、多くの人が同様の問題を抱え、一人で苦しんでいるのです。大切なのは、それを「自分の性格の問題」と片付けずに、「向き合うべき課題」として捉え、専門家の助けを借りることです。
なぜ、浪費による借金は雪だるま式に増えてしまうのか?
浪費による借金の多くは、クレジットカードの利用から始まります。特に「リボ払い(リボルビング払い)」は、借金地獄への入り口となりやすい、非常に危険な仕組みです。
リボ払いは、毎月の支払額が一定になるため、一見すると便利なサービスに見えます。しかし、その裏には高い金利(年15%前後が一般的)がかかっており、支払っている金額の多くが利息に充てられ、元金がほとんど減らないという恐ろしい罠が潜んでいます。
元金が減らないまま買い物を続けることで、利用残高は雪だるま式に膨れ上がります。やがて、カードの利用限度額に達すると、返済のために別のカードでキャッシングをしたり、消費者金融からお金を借りたり…という「自転車操業」に陥ってしまいます。
罪悪感から誰にも相談できず、一人で何とかしようとすればするほど、事態は悪化の一途を辿ってしまうのです。
【最重要】浪費が原因でも、自己破産を諦めないでください
借金問題に追い詰められた方が最後にたどり着く選択肢の一つに「自己破産」があります。しかし、インターネットなどで情報を調べた方の中には、絶望的な気持ちになっている方もいるかもしれません。
「浪費による借金は、自己破産できない」
これは、半分は正しく、半分は間違っています。
確かに、破産法第252条では、著しい浪費やギャンブルによって多額の借金を作った場合を、原則として借金の支払いを免除(免責)しない「免責不許可事由」と定めています。法律の条文だけを見れば、浪費が原因の借金は自己破産できない、ということになります。
しかし、どうか諦めないでください。
同じ法律には「裁量免責」という制度が定められています。これは、たとえ免責不許可事由があったとしても、裁判所が、本人の反省の度合いや、手続きへの協力姿勢、今後の生活再建への意欲など、諸般の事情を考慮して、その裁量によって免責を許可することができる、という非常に重要な制度です。
そして、実務上は、浪費が原因のケースであっても、この裁量免責によって、ほとんどの場合で最終的に免責が認められているのが実情です。
裁量免責を勝ち取るために、何よりも大切なこと
では、裁判所に裁量免責を認めてもらうためには、何が必要なのでしょうか。それは、何よりも「誠実であること」です。
正直にすべてを話すこと
弁護士や裁判所に対して、財産を隠したり、借金の理由について嘘をついたりすることは絶対にいけません。たとえ言いづらいことであっても、正直にすべてを打ち明けることが、信頼を得るための第一歩です。
心から反省し、その姿勢を示すこと
なぜ浪費に至ってしまったのかを真摯に振り返り、深く反省していることを、態度や言葉で示すことが重要です。反省文の提出を求められることもあります。
生活を改める努力をすること
家計簿をつける、専門家のカウンセリングを受けるなど、二度と同じ過ちを繰り返さないために、具体的に行動し、生活を立て直そうと努力している姿勢を裁判所に見せる必要があります。
これらの点を、一人で完璧に行い、裁判所に的確に伝えるのは非常に困難です。だからこそ、破産手続きの専門家である弁護士のサポートが不可欠となるのです。
自己破産だけが、解決策ではありません
浪費が原因の借金であっても、必ずしも自己破産をしなければならないわけではありません。あなたの収入や借金の総額によっては、他の債務整理の方法が適している場合もあります。
- 任意整理: 安定した収入があり、将来利息をカットすれば3~5年で元本を返済できる見込みがある場合に有効な手続きです。裁判所を通さないため、手続きも比較的簡便です。
- 個人再生: 借金を大幅に減額し、分割で返済していく手続きです。「持ち家を残したい」などの希望がある場合に検討されます。
浪費は、これらの手続きの利用を妨げる理由にはなりません。どの手続きがあなたにとって最善の選択なのかを、専門家である弁護士が客観的に判断し、ご提案します。
弁護士に相談する、その一歩が未来を変えます
「浪費が原因なんて、弁護士に怒られるんじゃないか…」
そんな心配は一切いりません。私たちは、あなたの味方です。
裁量免責を得るための強力なサポート
裁判所にあなたの反省と誠実さが伝わるよう、提出書類の作成から面談の準備まで、全面的にサポートします。
精神的な負担からの解放
依頼したその日から、貸金業者からの督促は止まります。また、「誰かに話せた」という事実が、一人で抱え込んできた心の重荷を軽くします。
あなたに合った解決策の提示
自己破産、個人再生、任意整理。それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、あなたが納得できる最善の道筋を一緒に探します。
当事務所が、浪費による借金問題で選ばれる理由
裁量免責の実績が豊富
浪費やギャンブルが原因の、困難な自己破産案件を数多く解決に導いてきた実績があります。
親身で丁寧なヒアリング
私たちは、あなたの事情を頭ごなしに否定したり、説教したりすることは決してありません。なぜ浪費に至ったのか、その背景にある心の苦しみまで、丁寧に時間をかけてお伺いします。
プライバシーへの最大限の配慮
ご相談は完全予約制の個室で行います。ご家族に内緒で手続きを進めたいというご希望にも、連絡方法などを工夫し、最大限配慮いたします。
明確な費用と分割払い
費用については、ご契約前に必ず明確にご提示します。費用の分割払いにも柔軟に対応しておりますので、現在手元にお金がなくても安心してご相談ください。
過去を責める日々から、未来を作る日々へ
浪費してしまった過去を、消すことはできません。しかし、その過ちと向き合い、反省し、借金問題を法的にリセットして、未来の人生を再設計することは、誰にでもできます。
自分を責め続ける毎日から、抜け出しませんか?
私たちは、あなたの再出発を全力でサポートいたします。一人で悩まず、まずは私たちにご相談ください。

広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としています。
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員