SNS映えのための高級外食・ホテル宿泊による借金。浪費でも自己破産できる?

SNSを開けば、友人やインフルエンサーたちの華やかな投稿が目に飛び込んでくる現代。「いいね!」が欲しくて、あるいは自分も「キラキラした生活」を送っているように見せたくて、高級レストランでの食事や、高級ホテルへの宿泊を繰り返してはいないでしょうか。その支払いをリボ払いやキャッシングで賄い、気づけば借金が膨れ上がってしまったというご相談が、近年非常に増えています。
「SNS映えのための借金なんて、ただの遊びや見栄でしかない。こんな理由で自己破産なんてできるはずがない…」と、罪悪感と絶望感に苛まれていませんか。確かに、このような借金は「浪費」の典型例であり、自己破産の手続きは簡単ではありません。しかし、過去の過ちを真摯に反省し、人生をやり直す強い意志があれば、自己破産によって借金問題を解決する道は開かれています。この記事では、そのための具体的な方法について、税理士・司法書士有資格の弁護士が分かりやすく解説します。
「SNS映え」のための支出は「浪費」の典型
自己破産には、借金の支払義務の免除(免責)が許可されない「免責不許可事由」というものがあります。その中でも最も代表的なものが「浪費」です。
そして、身の丈に合わない高級レストランでの食事や、SNSに投稿するためだけの高級ホテルへの宿泊は、まさにこの「浪費」そのものと判断されます。裁判所から見れば、それは生活の維持とは無関係な、自己顕示欲や見栄を満たすための支出であり、そのような経緯で作られた借金を免除することには、極めて慎重にならざるを得ません。
解決の鍵は「裁量免責」。問われるのは”反省の態度”
「浪費」と判断されたら、もう終わりなのでしょうか。いいえ、決してそんなことはありません。日本の自己破産制度には「裁量免責」という、非常に重要な仕組みがあります。これは、たとえ浪費などの免責不許可事由があっても、裁判所が本人の反省の度合いや更生の意欲などを総合的に判断し、「今回は特別に免責を許可しよう」と裁量で判断してくれる制度です。
そして、実務上、浪費が原因のケースでも、この裁量免責によってほとんどの方が最終的に借金問題を解決しています。そのために、あなたに求められるのは、以下の3つの誠実な姿勢です。
- 過去の行動への真摯な反省:なぜSNS映えのために借金を重ねてしまったのか、その浅はかさや過ちを認め、深く反省していること。
- 手続きへの全面的な協力:弁護士や裁判所、破産管財人に対し、一切の嘘や隠し事なく、正直に事実を話すこと。
- 将来への更生の意欲:家計簿をつける、SNSとの付き合い方を見直すなど、今後は堅実な生活を送るという強い決意と具体的な行動を示すこと。
「いいね!」の数で自分の価値を測るような生き方をやめ、身の丈に合った生活で幸せを見出す。その決意を弁護士が法的な手続きの中で代弁することで、裁判所もあなたの再出発を認めてくれるのです。
虎ノ門法律経済事務所 横須賀支店の強み
- ①1972年創立、所属弁護士数約100名の実績と経験
1972年の創立以来、半世紀にわたり数多くの破産・債務整理案件を手掛けてまいりました。約100名の弁護士が所属しており、それぞれの事案で蓄積された豊富な判例知識と実務経験を基に、ギャンブルや浪費が原因の借金等の困難事情でも最適な解決策をご提案します。 - ②税理士・司法書士有資格の弁護士が対応
破産問題、特に不動産や多額の財産が関わるケースでは、税務の視点が欠かせません。当事務所横須賀支店には、税理士・司法書士有資格の弁護士が在籍しています。法務と税務、登記の全方面から多角的なアドバイスをして最善の解決を目指します。 - ③ 報酬分割支払前でも速やかな対応
多くの法律事務所では、報酬支払後に手続を行いますが、当事務所では、報酬支払い前でも内部審査で問題が無ければ速やかに手続を進めます。
自己破産・債務整理にお困りの方は虎ノ門法律経済事務所にご相談ください。
SNS上の「キラキラした自分」を演じるために抱えた借金は、現実のあなたを重く苦しめます。しかし、その苦しみから逃れ、本当の自分として再出発する道は、法律によってきちんと用意されています。過去の自分を責めるのはもうやめにして、未来の自分のために、勇気を出して私たち専門家にご相談ください。
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広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としています。
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員