横須賀の皆様の自己破産・債務整理のお悩みを解決!初回相談は無料です。

初回相談 0
電話受付:平日10:00〜18:00
メール24時間相談受付
046-854-4305
メールでの
お問合せ
LINEでの
お問い合わせ

コレクション趣味の借金で自己破産できる?浪費とみなされ、収集品は処分される?

限定スニーカー、レアなフィギュア、高額なトレーディングカード──。コレクション趣味は、所有する喜びやコンプリートを目指す楽しみがあり、多くの人の心を豊かにします。しかし、その情熱が度を越し、クレジットカードやローンを利用してまで収集を続けた結果、「気づけば借金まみれになっていた」というご相談は少なくありません。

「趣味で作った借金は『浪費』と判断されるのでは?」「大切に集めたコレクションはどうなってしまうのか?」このような不安から、自己破産をためらっている方も多いでしょう。結論から申し上げますと、コレクション趣味が原因の借金でも自己破産は可能ですが、収集品は原則として手放すことになり、手続きも複雑化します。この記事では、その詳細と、人生をリセットするための正しい道筋について、税理士・司法書士有資格の弁護士が分かりやすく解説します。

コレクションへの支出は「浪費」。収集品は「財産」

自己破産の手続きにおいて、コレクション趣味は2つの側面から評価されます。

① 借金の原因としての「浪費」

まず、借金の原因となった収集行為は、裁判所から「浪費」と判断される可能性が非常に高いです。特に、収入に見合わない高額な商品を借金してまで購入する行為は、生活に必要不可欠な支出とは認められず、免責が許可されない事由(免責不許可事由)に該当し得ます。

② 手放すべき「財産」としてのコレクション

次に、収集したスニーカーやフィギュア、カードなどは、あなたの「財産」です。自己破産では、破産管財人という裁判所が選任した弁護士が、あなたの財産を調査し、価値のあるものを売却(換価)して、債権者へ公平に分配します。したがって、価値のあるコレクションは、原則としてすべて手放さなければなりません。

ここで絶対にやってはいけないのが、自己破産の前にコレクションを隠したり、友人に安く譲ったりする「財産隠し」です。これは悪質な不正行為とみなされ、借金の免除が一切認められなくなるだけでなく、詐欺破産罪という犯罪に問われる可能性もある、極めて危険な行為です。

それでも自己破産を目指す道:「裁量免責」

「浪費」と判断され、大切なコレクションも手放さなければならない──。それでも、自己破産を目指す意味は十分にあります。なぜなら、それと引き換えに、収集品の価値を遥かに超えるほどの多額の借金の支払義務をゼロにできるからです。

「浪費」があった場合でも、ほとんどのケースでは裁判所の「裁量免責」によって最終的に救済されています。そのためには、以下の点が重要になります。

  • 過去の過度な収集行為を真摯に反省していること。
  • コレクションが処分されることを受け入れ、手続きに誠実に協力すること。
  • 今後は身の丈に合った生活を送るという更生の意欲を示すこと。

コレクションを手放すことは辛い決断ですが、それは借金問題を清算し、新たな人生をスタートさせるための「代償」と捉える必要があります。弁護士は、あなたがこの決断を乗り越え、裁量免責を得られるよう、精神面でも法的な面でも全面的にサポートします。

虎ノ門法律経済事務所 横須賀支店の強み

  • ①1972年創立、所属弁護士数約100名の実績と経験
    1972年の創立以来、半世紀にわたり数多くの破産・債務整理案件を手掛けてまいりました。約100名の弁護士が所属しており、それぞれの事案で蓄積された豊富な判例知識と実務経験を基に、ギャンブルや浪費が原因の借金等の困難事情でも最適な解決策をご提案します。
  • ②税理士・司法書士有資格の弁護士が対応
    破産問題、特に不動産や多額の財産が関わるケースでは、税務の視点が欠かせません。当事務所横須賀支店には、税理士・司法書士有資格の弁護士が在籍しています。法務と税務、登記の全方面から多角的なアドバイスをして最善の解決を目指します。
  • ③ 報酬分割支払前でも速やかな対応
    多くの法律事務所では、報酬支払後に手続を行いますが、当事務所では、報酬支払い前でも内部審査で問題が無ければ速やかに手続を進めます。

自己破産・債務整理にお困りの方は虎ノ門法律経済事務所にご相談ください。

コレクション趣味による借金問題は、「浪費」と「財産処分」という2つの大きなハードルがある複雑な案件です。ご自身の判断で動くと、取り返しのつかない失敗を犯すリスクがあります。借金から解放され、健全な生活を取り戻すために、まずは私たち専門家にご相談ください。正直にお話しいただくことが、解決への第一歩です。

>>無料相談の流れはこちら
この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野破産事件・不動産事件・相続事件・離婚事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。相続事件では、弁護士・税理士・司法書士の各専門分野における知識に基づいて、多角的な視点から依頼者の最善となるような解決を目指すことを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員